水溶液中の殺菌剤ジアルキルジチオランイリデンマロナート類のイネによる吸収移行
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概要
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殺菌剤ジアルキルジチオランイリデンマロナート水溶液に根部あるいは根・葉鞘下部を浸漬してイネでの吸収移行をみた.根部よりの吸収は化合物の疎水性(log P)と負の相関性を示した.根・葉鞘下部を浸漬すると, イネ体表面や葉鞘間隙を通して起こると考えられる移行もみられ, これは化合物の疎水性と正に相関する傾向を示した.土壌の存在は, 化合物の疎水性が著しく高い場合を除き, イネによる吸収移行に大きな影響を示さなかった.土壌に活性炭(0.17%)を加えると, 疎水性の高くない化合物の水中濃度の減少やイネ根部へのavailabilityの低下もみられた.
- 日本農薬学会の論文
- 1983-02-20
著者
-
黒野 等
Chemical Research Center, Research and Development Department, Nihon Nohyaku Co., Ltd.
-
内田 又左衛門
Institute of Life Science Research, Nihon Nohyaku Co., Ltd.
-
内田 又左衛門
日本農薬(株)安全性研究所
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黒野 等
Chemical Research Center Research And Development Department Nihon Nohyaku Co. Ltd.
-
黒野 等
Planning And Patent Division Nihon Nohyaku Co. Ltd.
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