コーポレート・ガバナンスという言葉
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概要
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コーポレート・ガバナンスという言葉は、今日、学界のみならず、というよりも学界にもましてジャーナリズムの世界でも日々、見聞きされる言葉となっている。しかし、そこで論じられていること、すなわちコーポレート・ガバナンス論は、その都度の現象を追うにとどまっているものも少なくない。そこで、本稿では、その言葉でこそ、あるいはその言葉でしか表せないものは何か、を問うことを通じて、コーポレート・ガバナンスという概念を見定めようとした。具体的には、コーポレーション(ここでは、営利社団法人たる大規模な株式会社)の中核的要因を考察し、それに対して、従来、どのような対応がとられてきたかを、いわゆる英米とドイツのケースを取り上げて、歴史的・空間的に比較的考察をする中から、現在のコーポレート・ガバナンス問題の特質を指摘することとした。
- 摂南大学の論文
著者
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