溶融状態から超急冷した Fe-C-Mo および Fe-C-W 系合金中の非平衡オーステナイト相
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概要
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By melt-quenching technique, nonequilibrium austenite alloys possessing high strength and hardness combined with good ductility have been found in Fe-C-Mo and Fe-C-W ternary systems. This formation region is limited to about 1.0∿2.4 wt%C and 3∿22 wt%Mo for Fe-C-Mo and 1.0∿2.4 wt%C and 3∿24 wt%W for Fe-C-W. The austenite phase has ultre-fine grains of about 0.2μm in diameter. Their Vickers hardness and tensile strength increase with increase in the amounts of C and Mo or W, and the maximum values attain about 710 DPN and 1450 MPa for Fe-C-Mo and about 700 DPN and 1500 MPa for Fe-C-W, respectively. Elongation increases with decreasing C and Mo or W contents and reaches about 2% for Fe-1.4%C-9%Mo and Fe-1.4%C-15%W. The relatively large elongation at low concentrations of C and Mo or W results from the transformation-induced plasticity of austenite to martensite. In addition, the changes in microstructure and mechanical properties of the tempered austenitic alloys have been investigated and it has been observed that a large secondary hardening occurs in a wide range of about 600∿900 K for Fe-C-Mo and 500∿900 K for Fe-C-W. The hardening is due to bainite transformation from austenite to ferrite and M_3C in the temperature range from 500 to 700 K and due to the formation of carbide in the range from 700 to 900 K and martensite transformation after tempering. Thus the present alloys may be attractive as fine gauge high-strength materials.
- 社団法人日本鉄鋼協会の論文
- 1982-05-01
著者
-
児島 慶享
(株)日立製作所材料研究所
-
井上 明久
東北大学金属材料研究所
-
増本 健
東北大学金属材料研究所
-
児島 慶享
(株)日立製作所日立研究所
-
児島 慶享
(株)日立製作所
-
峯村 哲郎
東北大学大学院
-
峯村 哲郎
東北大学大学院:(現)(株)日立製作所日立研究所
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