老人のY-G性格検査と顕現性不安尺度MASの統計学的考察
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概要
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某市在住の老人372人を対象に, 老人の心理的な特徴を矢田部ギルフォード性格検査(Y-G)と顕現性不安尺度(MAS)を用いて調査した資料から, MASをY-Gで推測することを考察した. Y-G尺度の得点より, 次の回帰式でMASの不安得点が得られることを見い出した. MAS不安得点≒0.31×主観的得点+0.41×劣等感得点-0.15×支配性得点+0.34×Y-G神経質得点+0.30XY-G抑うつ性得点+9.54であり, またMASの不安階級をY-G120項目の項目番号72(たびたび過去の失敗をくよくよと考える), 93(心配性である), 120(たびたび元気がなくなる)によって, 大まかに知ることができるという結果も得られた. 老人とか病弱者の精神的影響を調べるときは, 検査の間の関係をよく調べて, 最小限ですますようにすることが大切である. その方法として以上のように考えた.(1985年7月24日 受付)
- 1985-12-01
著者
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花田 妙子
産業医科大学医療技術短期大学
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松井 清
産業医科大学医療技術短期大学数学
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大津 ミキ
産業医科大学医療技術短期大学
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松尾 ミヨ子
九州大学医学部附属病院
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望月 イサ子
九州女子大学附属高等学校
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小畑 礼子
九州女子短期大学
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中西 悦子
九州女子短期大学
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小畑 礼子
九州女子短期大学養護教育科
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中西 悦子
産業医科大学医療技術短期大学数学教室
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大津 ミキ
産業医科大学医療技術短期大学看護学科
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松井 清
産業医科大学医療技術短期大学数学教室
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