当科における口腔・顎・顔面外傷の臨床統計

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概要

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1993年1月から、2001年5月までに当科を受診した口腔・顎・顔面外傷の症例548例についての臨床統計について報告した。受傷者の性別は男性364名、女性184名で男女比は2:1であった。過去(1980〜1986)の当科における統計では、男女比は3:1であり、女性の受傷が増加していた。年令は20代にピークがあり、20歳以下が多かった。原因別では転倒が最も多く以下交通事故、けんか、スポーツと続いている。以前の検討結果と比較すると、受傷原因としてけんかの増加が見られた。入院症例と、非入院症例ではその原因と、好発年令に差があった。入院症例では、骨折がほとんどで原因は交通事故が多く、年令は20代にピークがあった。非入院症例は、軟組織損傷と歯牙損傷が、原因では転倒が多く、年令は10歳以下にピークがあった。全体に占める割合、患者数とも女性の受傷例、受傷原因としてけんかが増えている。[graph]
産業医科大学学会の論文
2002-03-01

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