「山の芋」 Dioscorea Batatas DECNE. に於ける生態学的研究 : II. 生育相と含有成分量の変化に就て
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1) 「山の芋」の地上部生育と地下部の発育を調査しその含有成分量の変化を調査した。2) 地上部生育, 6月上旬発芽, 主茎は6月20日頃過ぎに伸長を始め, 7月中旬頃まで著しく伸長, 其後は徐々に伸長する。第1次分枝は, 6月20日頃出現, 7月上旬より塊根肥大期頃まで, 著しく伸長, 其後は殆ど伸長を見ない。第2次分枝は7月中旬に出現, 直ちに伸び始め塊根肥大期まで著しく, 其後は緩慢な伸長で, 充実期以後は殆ど伸長しなかつた。3) 内容成分澱粉含量は地上部生育及塊根形成肥大に大きく関係あり, 親薯の澱粉は地上部の生育に伴つて著しく減少し, 子薯のそれは, その肥大に伴つて急増する。全植物体の三要素含量の変化の中, 特にK_2O及Nの塊根形成期以後の増加は著しく, 山の芋栽培期間中の施肥時期及所要成分を推定し得る。
著者
関連論文
- ケシ栽培の基礎的研究 : III 収量と草体の相関
- 薬用サフラン球茎腐敗病に於ける土壌熱処理の影響について
- ケシ栽培の基礎的研究 : (I) 生育相について
- 胡瓜の収量に関する研究 : II. 収量と側枝との関係について
- 胡瓜の収量に関する研究 : I 日長処理が収量に及ぼす影響
- 甜菜の糖含量低下防止に関する研究(第2報) : MH-30処理と追肥について
- 夏播甜菜における生育と成分の変化
- 甜菜の糖含量低下防止に関する研究 : (第 1 報) MH の抽苔抑制効果に就いて (1)
- 茶樹に於ける授精結実に関する研究 : 第 4 報 摘花及摘蕾について
- 茶樹に於ける授精結実に関する研究 : 第 3 報 開花期と落顆に就いて
- 「山の芋」 Dioscorea Batatas DECNE. に於ける生態学的研究 : II. 生育相と含有成分量の変化に就て
- 「山の芋」 Dioscorea Batatas DECNE. に於ける生態学的研究 : I. 催芽栽培について
- 茶樹に於ける授精結実に関する研究 : 第 1 報 不完全種子の出現に就いて
- 藥草ワウレン (Coptis japonica MAKINO) に於ける性の研究 : (第 1 報)セリバワウレン (C. anemonaefolia var. dissecta YATABE) に於ける性比, 並びに染色体に就いて
- 「山の芋」Dioscorea Batatas Decne.に於ける生態学的研究-1・2-
- 傾斜草地における群落組成の解析 : I.兵庫県内自然草地の組成群の識別と, 2,3の土壌因子との関係について
- 暖地性藥用植物タマサキツヾラフジの塊根生長中の成分変化
- ねぎ類の應用比較生化學的研究(第1・2・3報)
- 群落・実験生態的に見たるタマサキツヾラフジの二三特性について
- 玉咲ツヅラフヂの染色体について
- ケシ栽培の基礎的研究-3〜5-
- ケシ栽培の基礎的研究 : V モルヒネ簡易検出法
- ケシ栽培の基礎的研究 : IV ホルモン散布に依る増収と側枝抑制
- ケシ栽培の基礎的研究 : (II) 葉片切除及及び〓の薬剤処理
- 草生地の熟畑化過程に於ける生態的研究 : 第 1 報 ゲンゲに依る植生攪乱について
- 玉咲ツヅラフヂ塊根肥大性の差異について
- Studies on the Fertilization and the Seed Formation of Thea sinensis L.:(2) The Orders of the Embryo Sac Formation and Fertilization, and the Relations between the Flowering and the Fruiting
- Studies on Fertilization and Seed Formation of Thea Sinensis L:(Part 3) Relation between Flowering Period and Fruit Dropping
- 草生地の熟畑化過程に於ける生態的研究第1報 : ゲンゲに依る植生攪乱について
- 暖地性薬用植物タマサキツヅラフジの塊根生長中の成分変化
- 茶樹に於ける授精結実に関する研究第3報 : 開花期と落顆に就いて
- 茶樹に於ける授精結実に関する研究 (第4報) : 摘花及び摘蕾について
- 胡瓜の収量に関する研究 1 : 日長処理が収量に及ぼす影響
- 玉咲ツヅラフヂの染色体について
- ケシ栽培の基礎的研究 (1) : 生育相について