口渇誘発薬が小児患者における化学療法による口内炎発生の危険性を増大させる可能性がある
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概要
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To elucidate the effect of the concomitant usage of other drugs on the occurrence of mucositis during and after chemotherapy, we investigated prescriptions for pediatric patients with hematological cancers at Kanazawa University Hospital, focusing particularly on drugs that have an adverse effect of xerostomia. The patients were divided into two groups consisting of methotrexate-treated (MTX group) and other-anticancer-drug-treated patients (non-MTX group). The occurrence of mucositis in the MTX group was significantly higher than in the non-MTX group. In the MTX-group, the number of concomitantly used drugs during a one-week period after chemotherapy was 6. 18 in patients with mucositis and 2.95 in patients without mucositis. In the non-MTX group, there were 3.38 or 3.56 concomitantly used drugs in patients with or without mucositis, respectively. The concomitant drugs were divided into xerostomia-inducing and non-xerostomia-inducing drugs and there-after were classified into pharmacological groups. The occurrence of mucositis was higher among patients using xerostomia-inducing drugs than among those using non-xerostomia-inducing drugs with an exception of diuretics, and this tendency was more prominent in the MTX group than in the non-MTX group. It was recently documented that mucositis was significantly associated with xerostomia during 5-fluorouracil chemotherapy. Therefore, it is assumed that the concomitant usage of xerostomia-inducing drugs reduced the saliva flow, leading to mucositis. We conclude that the concomitant use of xerostomia-inducing drugs is one of the factors that influence the occurrence of mucositis during chemotherapy with MTX and other anticancer agents. It is recommended that the use of xerostomia-inducing drugs should thus be avoided as much as possible to decrease the occurrence of mucositis during chemotherapy.
- 日本医療薬学会の論文
- 2002-10-10
著者
-
宮本 謙一
金沢大学医学部附属病院臨床試験管理センター
-
横川 弘一
金沢大学病院薬剤部
-
横川 弘一
金沢大学医学部附属病院薬剤部
-
古川 裕之
金沢大学医学部附属病院臨床試験管理センター
-
清水 栄
金沢大学大学院医療薬学専攻医薬品作用学研究室
-
小泉 晶一
金沢大学大学院医学系研究科小児科
-
成橋 和正
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻
-
鈴木 永雄
金沢大学薬学部臨床薬学教育センター
-
安田 幸代
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻
-
古川 裕之
金沢大学附属病院臨床試験管理センター
-
古川 裕之
金沢大学医学部附属病院
-
清水 栄
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Kanazawa University
-
小泉 晶一
金沢大学医学部附属痛院
-
稲木 正樹
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻
-
大谷 嘉奈子
金沢大学医学部附属病院薬剤部
-
鈴木 永雄
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻
-
成橋 和正
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻:同志社女子大学薬学部
-
鈴木 永雄
金沢大学大学院自然科学研究科薬学系:npo法人健康環境教育の会アカンサス薬局
-
清水 栄
金沢大学大学院自然科学研究科医療薬学専攻
-
古川 裕之
金沢大学附属病院医療安全管理部
-
成橋 和正
金沢大学 大学院 自然科学研究科 医療薬学 専攻
-
横川 弘一
金沢大 医 病院 薬剤部
-
横川 弘一
金沢大学 大学院 自然科学研究科 医療薬学 専攻
-
Shimizu Shigeomi
Biomedical Research Center Osaka University School Of Medicine
-
横川 弘一
金沢大学医学部神経精神医学教室附属病院薬剤部
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