アンスラサイクリン系薬物の初代培養肝実質細胞からのグルコース分泌に与える影響と細胞傷害性
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概要
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Anthracyclines have been used to cure a variety of cancers, and they are one of the most effective anti-cancer drugs. However, due to the simultaneous occurrence of serious side effects, successful chemotherapy is difficult to administer in clinical cancer treatment. Therefore, to evaluate the side effects, we examined the influence of anthracycline derivatives, especially epirubicin (EPI), on the glucose secretion and cytotoxicity of anthracycline derivatives in primary culture of rat hepatocytes. In this study, EPI reduced the spontaneous glucose secretion dose-dependently in a primary culture of rat hepatocytes. However, EPI enhanced the increased-secretion induced by glucagon, and the potency of such enhancement at low concentrations was stronger than that at high concentrations. In contrast, aclarubicin (ACL) reduced both the spontaneous glucose secretion and the increased-secretion. Furthermore, Anthracycline derivatives increased the lactate dehydrogenase (LDH) Ieakage both time- and dose- dependently, and the potency order was idarubicin≧ACL>daunorubicin>EPI. The degree of cytotoxicity as evaluated by measuring the glutamic oxaloacetic transaminase (GOT) and glutamic pyruvic transaminase (GPT) Ievels and by performing an MTT-assay was also similar to the results obtained for LDH Ieakage. These results suggest that EPI stimulates the sensitivity of rat hepatocytes to other endogenous agents, and this influence may be involved in the degree of cytotoxicity for anthracycline derivatives.
- 日本医療薬学会の論文
- 2001-12-10
著者
-
高村 徳人
九州保健福祉大学薬学部薬学科
-
児玉 裕文
ブレストピアなんば病院
-
児玉 裕文
宮崎医科大学附属病院薬剤部
-
有森 和彦
宮崎医科大学附属病院薬剤部
-
日高 宗明
九州保健福祉大学薬学部
-
高村 徳人
宮崎医科大学医学部附属病院薬剤部
-
日高 宗明
宮崎大学医学部附属病院薬剤部
-
奥村 学
宮崎医科大学病院薬剤部
-
日高 宗明
宮崎医科大学病院薬剤部
-
日高 宗明
宮崎医科大学附属病院 薬剤部
-
岩切 智美
宮崎大学医学部附属病院薬剤部
-
児玉 裕文
宮崎大学医学部附属病院薬剤部
-
岩切 智美
宮崎医科大学医学部附属病院
-
児玉 裕丈
宮崎医科大学医学部附属病院薬剤部
-
高村 徳人
九州保健福祉大学薬学部
-
奥村 学
宮崎大学医学部附属病院薬剤部
-
児玉 裕文
宮崎医科大学医学部附属病院薬剤部
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