ホスピス緩和ケアにおける遺族ケア : 遺族ケアについての意識調査と今後の展望
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概要
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ホスピス緩和ケアにおける遺族ケアのあり方を検討するため, 当ホウピスで死別を体験した遺族235家族を対象に郵送による自記式質問紙調査を行った(回収率62.6%).大多数の回答者は, カード送付, 追悼会開催, 家族の会(自助グループ)などを肯定的に評価していた.死別後に健康状態が悪化したという者が4割り弱おり, 身体的疾患・症状を訴えた者の約5割の者がその発症や増悪を死別と関連づけて記述していた.死別前から症状出現のリスクアセスメントを行い, 個人のニーズに応じた介入の必要性が認められた.また, ホスピスでの看取りの意味についての質問で, 終末期の過ごし方と死別後の悲しみの程度を関連づけている者がおり, 遺族ケアは療養中から始められることが望ましいと考えられた.
- 2001-08-01
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