フェロモントラップでのハスモンヨトウ成虫誘殺数とダイズ圃場での幼虫による白変葉の発生との関係

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概要

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1999〜2002年に,ハスモンヨトウのフェロモントラップでの誘殺数と,7月上〜中旬頃に播種されたダイズにおける白変葉(ハスモンヨトウ若齢幼虫群による食害葉)の出現数との関係を調査した。白変葉は,各年ともに8月15〜25日頃に小さなピークがみられ,その後,9月15〜25日頃に大きなピークがみられた。9月中〜下旬のフェロモントラップ誘殺数とダイズ白変葉数のピーク時期は,ほど一致する場合が多かった (±3日)。このことから,ダイズ白変葉の顕著な増加時期だけでなく,トラップ誘殺数の顕著な増加時期も本種の防除時期を決定する指標になりうると考えられた。一方,有効積算温度を用いた本種の発生予察は困難と思われた。
日本応用動物昆虫学会の論文
2003-11-25

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