クワ園におけるヒメハナカメムシ類の個体群密度と種構成の季節的変動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Seasonal changes in population density and species composition of Orius spp., predacious natural enemies of thrips, and population density of Pseudodendrothrips mori were investigated in mulberry fields in 1999 and 2000. Orius spp. adults and nymphs occurred in mid May and late May and in late May and early June in 1999 and 2000, respectively. These first appearances were later than those of P. mori adults and larvae. The peak periods in population density of Orius spp. accorded with that of P. mori from June to September. Adults and nymphs of Orius spp. showed random distribution as individuals and contagious distribution as individuals per branch, respectively. Adults and larvae of P. mori showed contagious distribution as individuals and contagious distribution as colonies per leaf, respectively. O. sauteri, O. minutus and O. strigicollis were always found cohabitated in mulberry fields. The numbers of 2nd instar P. mori larvae consumed by three Orius species female adults and 5th and 3rd instar nymphs were about 33, 26 and 21 per day, respectively. From these results, it is suggested that these three Orius species are important natural enemies of P. mori in mulberry fields.
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 2002-11-25
著者
関連論文
- ミナミキイロアザミウマとその捕食性天敵アカメガシワクダアザミウマおよびタイリクヒメハナカメムシに及ぼす粒剤の影響
- ブースター天敵を用いた難防除施設園芸害虫の生物的防除技術
- タイリクヒメハナカメムシの安定的利用技術--卵放飼法を中心にして
- E215 ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立 : 8)ブースター効果と今後の利用展開について
- E214 ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立 : 7)アカメガシワクダアザミウマに対する各種農薬の影響評価
- 3種アザミウマ類に対するアカメガシワクダアザミウマの捕食能力
- 果菜類におけるアカメガシワクダアザミウマの産卵および生息部位
- S052 捕食性アザミウマとタイリクヒメハナカメムシの利用(複数天敵のリレー利用を考える(ハダニ談話会共催))
- S051 ブースター天敵とアカメガシワクダアザミウマ(複数天敵のリレー利用を考える(ハダニ談話会共催))
- A304 ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立 : 4)タイリクヒメハナカメムシの捕食選好性
- タイリクヒメハナカメムシの成虫と卵の同時放飼法による定着促進効果
- H212 3)アカメガシワクダアザミウマのアザミウマ類4種に対する機能の反応(ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立,一般講演)
- H211 2)ナス等数種の花粉を餌とした場合のアカメガシワクダアザミウマの発育と産卵(ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立,一般講演)
- H210 1)タイリクヒメハナカメムシに対するアカメガシワクダアザミウマの餌としての適合性(ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立,一般講演)
- 春期の雑草におけるナミヒメハナカメムシの発生パターン
- 鹿児島県内の花きほ場で発生する主要アザミウマ類3種に対する各種薬剤の殺虫効果
- 日本産ヒメハナカメムシ類3種の生物的特性に基づいた有望種の評価
- ブースター天敵を用いたアザミウマ類の新生物的防除技術をめざして
- G315 シルバーリーフコナジラミの発育と繁殖に及ぼす温度の影響(一般講演)
- アカメガシワクダアザミウマの発育と繁殖に必要なスジコナマダラメイガ卵量
- E213 ブースター天敵による果菜類アザミウマの生物的防除技術の確立 : 6)害虫アザミウマおよび花粉を餌とした場合のアカメガシワクダアザミウマの産卵消長
- 鹿児島産ヒメハナカメムシ類3種の飼育温度と日長に対する反応
- F201 ヒメハナカメムシ類成虫の植物種による分布の違いについて(捕食・寄生・生物的防除)
- G222 ヒメハナカメムシ類3種の発育零点と発育有効積算温度(寄生・補食・生物的防除)
- 天敵の放飼量と放飼時期の評価法 (特集号:天敵の利用)
- S041 S042 S043 S044 自動計数機能付きフェロモントラップの開発とその利用(S04 自動計数機能付きフェロモントラップの開発とその利用(D会場))
- D201 卵寄生蜂Trichogramma sp.の大量放飼によるオオタバコガ防除の試み : 2. Trichogramma sp. 2系統の羽化および産卵に及ぼす高音の影響(寄生・捕食・生物的防除)
- C213 卵寄生蜂(Trichogramma sp.)の大量放飼によるオオタバコガ防除の試み(寄生・捕食・生物的防除)
- アザミウマ類に対するニセラーゴカブリダニの捕食能力
- クワ園におけるヒメハナカメムシ類の個体群密度と種構成の季節的変動
- F113 タイリクヒメハナカメムシの放飼によるクワアザミウマの密度抑制効果(捕食・寄生・生物的防除)
- F106 鹿児島県のクワ園から採集されたヒメハナカメムシ類3種の産卵特性(捕食・寄生・生物的防除)
- 桑園におけるカンザワハダニおよび捕食性天敵類の個体群密度の季節的変動
- 卵寄生蜂Trichogramma sp.によるオオタバコガの防除(2)卵寄生蜂の放飼効果
- 卵寄生蜂Trichogramma sp.によるオオタバコガの防除(1)スジコナマダラメイガ卵による卵寄生蜂Trichogramma sp.の大量飼育