情報倫理の基本的な考え方
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
情報倫理の存在を,情報の特性に伴う倫理性と,情報システムの特性に伴う危険性を持つことによる危険性抑止手段として求められる倫理性の2面から論じている.情報倫理は,情報社会における情報の生産,処理,流通,利用の各場面において,他人の権利を侵害したり,他人と衝突したりするのを避けるために,各個人が最低守るべきガイドラインまたはルールとなるべきものであるとしている.このようなガイドラインまたはルールの遵守は,個人の価値観に対して規制を加えることなく,自己の内的規制によって行われることを基本に置く.個人の内的規制を形成し,自己統制が行えるようにするためには,情報倫理教育を行う必要がある.情報倫理教育の内容項目としては,個人情報の保護,ソフトウェアの法的保護,コンピュータ犯罪などがある.この教育は学校教育において特に重要である.
- 日本教育情報学会の論文
- 1995-11-30
著者
関連論文
- C108 物理用語の意味の小・中・高校教科書記述の比較
- D118 CAIドリル学習における試行回数の適切さと誤答の類型化
- E106 ビデオディスク映像視聴による学習の効果
- C106 小・中・高校理科教科書の記述にみられる化学用語の定義文の比較
- C105 教材整備のための化学教育用語の構成
- 木田宏先生の「情報」に関する考え方
- ニューメディアと保育
- 通信ネットワークを教育にどう活用すればよいか(日本教育情報学会第15回年会 シンポジウム)
- D34 相対運動のゲームシミュレーション
- 科学概念の類型と概念構造
- 拘束運動のゲームシミュレーション
- A134 コースウェア改善のための学習履歴分析
- CAIコースウェア著作権問題
- 教育情報システムのための辞書データベース
- 科学教育における用語の定義と表記
- B115 CAI授業に対する質問集計(s57.2-s61.3)
- B114 コースウェア反省のための履歴分析
- 総括講演
- QUESTION ORIENTED METHODによるCAIコースウェア設計法
- 教育研究文献データベース
- E209 高等学校数学I : CAI学習コースの体系化
- A203 教材検索のための理科教育用語スコープノート等の整備
- A202 物理教育における教材データベースの流通に関する試行
- E109 ビデオディスク映像を用いた授業事例
- E108 ビデオディスク映像の授業への位置づけ
- E107 ビデオディスク映像視聴の理解度
- 日本教育情報学会第12回大会シンポジウム : マルチメディアで教育は変わるか
- 第17回年会の開催にあたって
- 大学における基礎的情報教育 : 問題発見、モデル構築
- 社会情報学部の在り方と方向性
- 社会経済システムの転換と社会情報学
- インターネットの責任ある利用のガイドラインの考察
- 研究方法の研究
- 情報倫理の基本的な考え方
- マルチメディア概念の構造
- 情報教育の論点
- マルチメディアシステムと感性情報処理
- 情報化の新たな姿
- 学習用ソフトウェア評価の目的と項目の分析 : 学習用ソフトウェア評価基準の検討
- ソフトウェア法的保護問題の考察
- コンピュータ教育用語の選定
- B102 教材データベースの構築とその利用
- コンピュータ親和度を高めるための個人特性に基づく方策
- 短期大学生のタイピングスピードとコンピュータ親和度との関連
- D110 オフラインテンキー型CAIシステムによる古典文法個別学習コースの分析評価と鑑賞への動機づけ
- C107 小学校理科教科書における科学用語の意味の差異
- 2Ep-10 オフライン・テンキー型CAIシステムによる高等学校古典(動詞活用・和歌解釈)学習プログラムの設計と実践
- C114 簡易CAIシステムを利用した生徒の学習履歴とフレームの分析
- D302 教材データベースのためのシソーラスの開発
- D214 オフライン・テンキー型CAIシステムにおける高校物理「力と運動」に関する理解過程の分析
- 2Fp-7 科学教育のための科学用語体系化の方法
- 理科実験器具 : 教材教具の評価基準の設定
- E105 ビデオディスク映像の構造原理と教育実験
- B101 教育情報の流通における課題
- D306 教材管理流通へのデータベースの利用
- C109 理科教科書における科学用語定義の傾向
- KI-1 総合科学教育の考え方と大学における実施上の問題点