咀嚼時, 主機能部位の観察
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概要
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硬い食品の咀嚼時に破砕を行う部位を確定するために, 試験食品としてストッピングを用い, これを舌上に乗せて任意の位置での噛みしめを行わせた.5回の噛みしめで, 噛みしめ部位は多くの被験者で一定していたので, これを主機能部位と名付けた.24側の被験例について主機能部位の観察を行い, 以下の結論を得た.1.主機能部位は多くの被験例で対合する上顎第1大臼歯口蓋側咬頭と下顎第1大臼歯頬側咬頭内斜面の間に存在していた。2.主機能部位は咬頭嵌合位において最も緊密な咬合関係を示す部位に一致していた.3.主機能部位は, 咬頭嵌合位での咬合関係の変化に伴って, 隣在歯あるいは頬舌的に同一歯牙の他の部位に移動した.
- 1996-01-31
著者
-
加藤 均
東京医科歯科大学大学院摂食機能保存学分野
-
長谷川 成男
明倫短期大学歯科技工学科
-
長谷川 成男
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 口腔機能再構築学系專攻 摂食機能保存学講座 摂食機能保存学分野
-
古木 譲
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科口腔機能再構築学系摂食機能保存学講座:三菱東京ufj銀行健康センター
-
加藤 均
東京医科歯科大学大学院 摂食機能保存学分野
-
加藤 均
東京医科歯科大学歯学部第二補綴学教室
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