現代企業のスーパーモジュラー分析序説(I)
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概要
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本稿は, 現代企業を構成するさまざまな制度やアクティビティのあいだの補完性にフォーカスをあてて, 組織のミクロ分析を行ううえで, スーパーモジュラー分析が有効であることを明らかにする。比較制度分析と同様に, 「制度が重要である」というスタンスを志向し, 企業の内側に入り込むことによって, 企業制度の歴史経路やシステム的変化の理解が可能になると考えられる。主として, 本稿は, ゲーム理論をべースにした企業制度のミクロ・ミクロ分析の重要性を主張する。
- 慶應義塾大学の論文
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