異種土壌の混和がリン酸およびアンモニウムイオンの土壌吸収におよぼす影響について異種土壌の混和がリン酸およびアンモニウムイオンの土壌吸収におよぼす影響について
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概要
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[Author abstract]Experiments have been carried out to determine the influence of mixed together with different kind soil on the phosphate and ammonium adsorption which used the method of nutrients adsorptive coefficient determination with neutral 2.5% diammonium phosphate. This results should be refered to transporting soils in fact. And the present experiments were undertaken to elucidate the connection of adsorption, of plant nutrition, particularly phosphate and ammonium. In the case of mixed together with extremely different soil of adsorptive coeffient, New nature of adsorption inclined toward the properties of soil with high nutrient adsorptive coefficient, to the soil of similar nutrient adsorptive coefficient its nature were arithmetic mean of mixed together soils. Adsorptive amounts of phosphate were relative to adsorptive amounts of ammonium by mixing soil. Its correlation coefficient was 0.966. Diminution amounts of phosphate and ammonium from each treatment of soil solution are adsorptive nutrients amounts by mixing soil, and the N/P atmic ratio of whole adsorptive nutrients amounts showed to 1.49 from 2.32 in this experiments. There are high correlations between ionic strength of equilibrated soil solution and adsorptive nutrients of P_2O_5 and N by mixing soil. Therefore the nature of nutrients adsorption of soil seemed the phenomenon of chemical precipitaton. The activities changes of H_2PO^-_4, HPO^<2->_4, and NH^+_4 to mixing soil treatment were less than concentrations changes of their ions in treated mixing soil solutuin.[要約]異種類の土壌の混合が常法である養分吸収係数測定法の中性リン酸二アンモニウム処理で吸収されるリン酸およびアンモニウムの量におよはす影響を検討した。これらの目的は客土の効果に対する理論つけを行なうことと異種土壌の混合による養分吸収量の比較から土壌の養分吸収の状態を溶液論的に明らかにしようとすることにある。養分の吸収力が異なる土壌の混合は養分吸収力の強い土壌の性質か養分吸収性に強く現われ、類似した養分吸収性を示す土壌の混合はこの傾向か弱かった。この養分吸収性のかたよりは量的にも質的にも現われた。混合した土壌にもアンモニウムとリン酸の吸収量の間に高い正の相関関係かあり、相関係数は0.966であった。総体的な吸収養分のリン酸に対する窒素の原子比率N/Pは本実験範囲内において1.49から 2.32であった。イオン強度と養分の吸収量の間には高い負の相関関係かありリン酸についてはr=-0.983の相関係数であり窒素についてはr=-0.990てあり、土壌の養分吸収は静電気的でしかも化学的沈殿による性格が強く、物理的な性格は弱いと思われた。同種の土壌の組み合わせ処理間の各活量の相違はそれぞれの成分の濃度の相違より小さく、吸収反応はかなり平衡状態を示すものと推測された。
- 近畿大学の論文
- 1972-03-15
著者
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