電子マネーの実験にみる効果と課題
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概要
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電子マネーの実用化に向けた実験は,銀行とクレジットカード業界を中心に世界の各地で進んでおり,その目的は標準化の主導権を確保することにあるとみることができる。しかし,電子マネーがもたらす効果は不透明である。一方,規格の不統一,制度の不備,安全性の確保など課題も多い。そこで,現時点の実験において電子マネーに期待することのできる私益・公益とこれにともなう問題点を分析したうえ,社会的厚生の観点から規制の必要性とそのあり方および通貨統合の可能性について論議する。
- 摂南大学の論文
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