ニワトリのレマック神経節に存在する平滑筋収縮活性ペプチドのニワトリ・ニューロテンシンとしての同定
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概要
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約20gのニワトリのレマック神経節を出発材料として,ヒナの結直腸に対して強い収縮活性を示すペプチドを,ゲルろ過,イオン交換クロマトグラフィー及び高性能液体クロマトグラフィーにより精製した。次いでこのペプチドの薬理作用,物理・化学的性状を調べ,最近我々が結直腸から単離・精製したニワトリ・ニューロテンシンと同一物質であることを示した。非アドレナリン非コリン作動性(NANC)ニューロンの軸索末端が分布する結直腸に加えて,細胞体が位置するレマック神経節でもニワトリ・ニューロテンシンの存在を証明したこの結果は,本ペプチドが結直腸を興奮性に支配しているNANCニューロンの伝達物質であるとする仮説を支持している。
- 岐阜大学の論文
- 1987-01-10
著者
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