家庭生活における直系家族の相続に関する一考察
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概要
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調査の結果以下のことがわかった.1.祖父は昭和52年度発表の平均寿命より高く78.2歳で,現在も約1/3弱の人が仕事をもっている.また収入の面では収入ありが約半数を占めている.2.生活費は同居しているこどもたちに依存しているのが大多数である.3.祖母の過去における収入は,家計の補助に使い,老後のための意識で貯えていたのは約1/3弱であった.4.遺言書の話し合いは祖父は祖母に比べ積極的であった.5.祖母の約1/4の人が遺産相続を受け,もらって老後が安心,生活の安定,不時の出費によいなど良い点が多くみられた.6.妻が法定相続分を受けていたのは,わずか2%弱であった.7.子どもに相続分を公平に与えるほど,妻の相続分は少ない傾向がみられた.本研究途上昭和52年11月5日「婦人の十年間国内行動計画」に掲示された重点目標で妻の法定相続分の引き上げを検討されているが早く実現されることを望んでやまない.今回は調査枚数がやや少ないため,満足な点が得られなかった面もあるので,今後一層深めてゆきたい.本調査にご協力下さった家政科学生に深くお礼申し上げます.
- 名古屋女子大学の論文
- 1978-03-15
著者
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