消費構造における地域と年度の研究 : 住居
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概要
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1) 住居の支出額は年をおうごとに増し,48年と54年を比べると約2倍の支出をしている.2) 住居の支出額のうち,年平均値は68%で,家賃地代に占められている.3) 設備修繕・維持は各地域,年度ごとに支出の割合の高低がはげしい.4) 火災保険料は「安心を買う」といわれるが,地域により支出額は顕著に差がみられた.5) F検定の結果,地域に高度の有意の差がみられた.また火災保険料については,年度も高度に有意の差がみられた.家屋の所有関係など地域別のデータや,人口密度なども地域の総面積からの密度でなく,居住不可能な山林,農地などを減じた面からの人口密度で表示すべきと考えている.住居に関する資料をるる捜したが,的確なデータを提示することができず,家計調査年報を基にすすめたが,まだ研究すべき点も多く残っていると考えている.今後の課題としてゆきたい.
- 名古屋女子大学の論文
- 1982-03-31
著者
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