「時短先進国」ドイツにおける雇用の再編 : 1960年代から1980年代のDGBの政策を中心に
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概要
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1960年代から1980年代にかけてのドイツにおける労働時間の推移並びに労働市場の変容を統計資料から確認したうえで, 当該時期におけるDGBの労働時間・雇用政策を分析した。高度成長期以来, 労使双方ともに「女性のパートタイマー化」を奨励していた。オイルショック以降, 労働時間をめぐり激しく労使は対立したが, 「雇用の女性化」が進展する中, 女性雇用者に対しては労使双方ともに「女性のパートタイマー化」をさらに促進する政策を展開することで, 雇用の再編をおこなったことを明らかにした。
- 川村学園女子大学の論文
- 2001-03-15
著者
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