<原著>蛙皮電位と静磁場曝露効果について
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概要
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食用蛙の腹側皮膚を剥離し, 外側面と内側面との間に発生している電位差を測定した。外側面に対し内側面は正の電位約50mVであった。この皮膚電位には増減の見られることがあったが, 数時間にわたって平均としてはほぼ同一電位レベルにあった。能動輸送阻害剤であるNaCN(1mM)は外側面より, またウアパイン(2×10^<-6>g/ml)は内側面よりその効果を及ぼし皮膚電位を減少させた。6700ガウスの静磁場に曝露した皮膚の電位は非曝露皮膚の電位と数時間にわたってほぼ同レベルであった。蛙皮膚に存在する能動輸送系と磁場曝露効果について考察した。
- 岐阜医療科学大学の論文
- 1992-12-01
著者
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