<原著>静磁場曝露筋における微小終板電位発生に及ぼす神経反復刺激効果
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概要
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食用蛙の坐骨神経・縫工筋標本(神経・筋標本)を作成し, 神経・筋接合部(終板)より細胞内電極を用いて微小終板電位Miniature End Plate Potential(M.E.P.P.)を記鏡した。8,000ガウスの静磁場内に標本を固定した標本箱を置き5時間曝露した後, 磁場より標本を取り出しM.E.P.P.を記録した。M.E.P.P.記録は曝露後3時間以内とし, M.E.P.P.発生のヒストグラムから時間経過に対する発生頻度の傾斜を求めた。同様に非曝露標本からM.E.P.P.を記録し, 曝露標本の結果と比較した。神経に反復刺激を与えた後に発生するM.E.P.P.について, 外液に(1)ネオスチグミンを添加した場合と(2)サッカロース添加による高張液の場合とについて比較検討した。非曝露標本では, いづれの溶液を用いた場合でも, 反復刺激後のM.E.P.P.発生頻度は上昇し, そのヒストグラムの傾斜は刺激前の傾斜より大であった。ネオスチグミン添加液中の曝露標本では, 反復刺激後のM.E.P.P.発生額度は低下し, ヒストグラムより求めた傾斜は減少したが, サッカロース添加による高張夜中での実験より得られたM.E.P.P.の頻度は非曝露標本と同様上昇した。ネオスチグミン添加液中で得られたM.E.P.P.発生に及ぼす磁場の影響について考察した。
- 岐阜医療科学大学の論文
- 1994-12-30
著者
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