<原著>食用蛙の神経の興奮性および神経伝達物質放出に及ぼす静磁場曝露条件について
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概要
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神経標本を用いて神経の回復曲線(Recovery Curve;RC)における閾値の低下, 神経・筋標本を用いて神経反復刺激前と刺激後の終板電位(EPP)や微小終板電位(MEPP)発生頻度の比較をすることにより, 磁場の影響が現れる磁場曝露条件を調べた。0.7テスラ(T)以上の磁場に3時間以上曝露すれば磁場の影響が見られるが, 0.5Tでは3時間曝露してもほとんど磁場曝露効果はなかった。0.35Tの場合では8時間以上の曝露でやっと磁場の影響が現れたことから, 0.5Tでも曝露時間を長くすればその効果が現れることが示唆された。0.2T以下の磁場では長時間曝露しても影響がなかった。生体内における神経や神経・筋接合部への磁場曝露条件について考察した。この実験の一部は日本生体磁気学会で報告した(佐藤他;1995)。
- 岐阜医療科学大学の論文
- 1995-12-30
著者
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