ポリゴンモデルを再構成するための多視点ステレオアルゴリズム
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概要
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多視点ステレオ再構成法は,複数の画像から三次元構造を復元するための方法である.この方法は,二つの画像から奥行き情報を復元するという,伝統的なスレテオマッチング法の一種の拡張であると考えることができる.最近では,いわゆる「大規模ステレオアルゴリズム」が開発されており,多数の画像をもとにしながら,幾何学的あるいは光学的にみて,極めて複雑な形状をも復元できようになってきた.しかし,これまでに開発されてきた多視点ステレオ再構成アルゴリズムは,低レベルの三次元構造を復元するためのものでしかない.即ち,復元の結果として得られるものは,三次元空間上の点の集まりに過ぎない.従って,線や多角形といった,より高レベルの幾何学的な対象を得るためには,こうした復元の結果を,別の方法を用いて,さらに処理しなければならない.そこで,本稿では,多視点画像から,ポリゴンモデルを直接抽出するアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは,一定限度の歪みの範囲内で複数の画像をマップすることのできる多角形を,三次元空間中に構築するというものである.また,このアルゴリズムでは,三次元レンダリングハードウエアの持つ並列処理機構を効率的に活用することができるため,高速な実行が可能である.
- 国立情報学研究所の論文
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