ハードウエア加速に適した多視点画像からの三次元シーンの復元法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Image-based rendering(イメージに基づくレンダリング)は、複数の視点に対応する画像を組み合わせることにより、任意の視点におけるビューを生成する手法である。この手法は、三次元空間内の探索シミュレーションなどにも適用可能なため、仮想現実システム等を簡便に実現する方法として、近年注目を集めている。しかし、画像という奥行き情報の欠落したソースを基本としたものであるので、対象との距離が変動する際に、ビューに歪みが生じやすいという欠点がある。本稿では、多視点画像から三次元情報を復元することによって、このような歪みを解消する方法を提案する。この方法は、Voxel(ボクセル)による三次元空間情報の表現を基礎としており、ボクセル上で多視点画像のマッチングを行なうという特徴を持つ。複数の画像から三次元情報を復元する手法としては、他にもステレオマッチング法などが知られているが、膨大な計算量を要するため、実時間での処理は極めて困難である。それに対し、本稿で提案する手法では、マッチング処理などを三次元レンダリング処理専用のハードウエアを用いて高速化することができるため、より広範な応用に適用可能である。
- 国立情報学研究所の論文
著者
関連論文
- PDF電子カタログを用いた回路設計支援システムの研究
- 論文情報ナビゲータの構築(セッション5 : 文書データベース)
- 論文情報ナビゲータの構築(セッション5 : 文書データベース)
- 簡易幾何モデルを用いたコンピュータ合成動画像の圧縮
- 多視点画像を利用した三次元形状比較
- D-12-125 多視点画像を利用した三次元形状の類似性判定
- 実写ベースのレンダリングのための近似幾何プロキシーの再構成法
- 光線空間法に適した画像のキャッシング
- レンダリングハードウエアを活用した多視点画像からポリゴンモデルを抽出する方法
- ポリゴンモデルを再構成するための多視点ステレオアルゴリズム
- ハードウエア加速に適した多視点画像からの三次元シーンの復元法
- 仮想的な紙のビジュアルな変形操作とそれを用いた創造的な折り紙デザイン
- 積層型液晶パネルを用いた裸眼立体視ディスプレイの実装(3次元映像及びホログラフィー)