実写ベースのレンダリングのための近似幾何プロキシーの再構成法
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概要
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本論文では,複数のカメラ画像から「近似プロキシー」と呼ばれる幾何オブジェクトを再構成する方法を述べる. このようなオブジェクトは,これらのカメラ画像から,任意のビューを生成するのに利用することができる. 提案する方法では,各々のカメラ画像に対して,まずその深さを推定する. このために,撮像面と並行な平面群の上に,複数のカメラからの画像を投影し比較する. こうして各カメラ画像の深さが判明すると,次にそれらを組み合わせて幾何オブジェクトを構成する. このオブジェクトは, 「スプライト」と呼ばれているものに良く似ていて,カメラで捉えた幾何対象の形状を、数枚の平面で簡略化して近似的に表現したものとなっている. また,カメラ画像を再帰的に分割することにより,近似の度合いを改善することもできる. このようにして得られた近似幾何プロキシーは, ルミグラフ法や光線空間法といった画像ベースのレンダリング手法の中に,うまく組み込むことができる.
- 国立情報学研究所の論文
- 2002-03-29
著者
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