II 傾斜地に於ける成木の根群(柿の根群に関する研究)
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概要
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1) 砂質土, 粘質土共に耕土が深い為深根性を帯び, 澁柿砧の平核無は充分な生育を遂げ, 土質の差異による影響は殆んど無い。2) 耕土が深い程深根性が助長され, 地下水位は垂直的分布を徹底的に制限する。3)砂質土では稍垂直的分布様相を呈し, 粘質土では稍横走的即ち水平的分布様相を呈する。4) 砂質土では根群の分布は部分的に粗密を生じるが, 粘質土では分岐が均一的である。5) 耕土が深い場合, 傾斜の上部では砂質土, 粘質土共に根群は主斡より上方に多い傾向があるが, 下部では主斡の上下で殆んど対称的である。6) 砂質土に比して粘質土の方がT-R率が高くなる傾向がある。
- 京都府立大学の論文
- 1953-09-01
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