硝子室葡萄の根群に就いて
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概要
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1) 本實驗は昭和23年12月13日∿22日及び昭和24年1月に, 兩屋根式25坪, 幅2.5間の葡萄室に於いて行つた。供試樹は15年生, 自根のMuscat of Alexandriaで, 栽植距離は1.5mである。2) 灌水の巧拙が室内に於ける根群の分布を左右し, 灌水不足の場合根群の大半は側壁附近に存在する。3) 根群の最多である部分は地表下15∿60糎の所で根群生體重の約90%が分布している。4) 側壁のコンクリートが地下1.1mに達していても, 根群の一部は共底部より室外に脱出し, 脱出した根は側壁の外側を添い急昇して, その先端は地表近くの耕土中に進入分布している。5) 室内の灌水は地表面灌水よりも地下灌水の方が合理的である。6) 室内栽培のMuscat of Alexandriaの15年生, 自根ではT∿R率は大體2.0以上の數値を示めした。
- 京都府立大学の論文
- 1951-04-25
著者
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