カントリ・エレベータの調査研究 (第2報) : 入荷籾特性と稼動状況
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概要
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カントリ・エレベータにおける大きな課題は日々入荷する籾の量変動および水分変動の特性を解明し, これに適応した設計基準に改善するとともに, うまく運営することにある。しかし入荷状況は施設によって様々であり, 変化に影響を与えるファクタは多岐にわたっているので, 解析しにくいた。しがって特徴ある事例をとらえながら, 気象条件・栽培品種・収穫方法, 地域性などについて検討を加えた。これらのファクタは全入荷量, 生籾量, 延乾燥量などの入荷特性に著しく影響し, 荷受部や乾燥部にピークを作り, 施設運営を困難ならしめている。各影響要素はそれぞれ関連しあって入荷に変化を与え複雑であるので, 今回は大略的な動きと問題点の把握にとどまり, 具体的な予測までには至らなかった。また施設間の相違, 年次的変化など稼動実態を比較検討するためには表示法が必要となるので, 作業期間と入荷型, 荷受および乾燥の繁忙度や強度のあらわし方を提案し, かつ調査事例を扱いながら施設の改善, 運営上の問題などを検討している。
- 神戸大学の論文
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