「すいせい」ハレー最接近時のダスト衝突
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概要
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探査機「すいせい」は1986年3月8日13時05分49秒(UT)ハレー彗星に151,000kmの距離まで最接近を果したが, その際前後2回にわたり, ハレー彗星の核から飛来したと信じられるダストが衝突した。「すいせい」にはダストの検知器の類は搭載されていないが, 衝突により乱された探査機の姿勢変化からダストの大きさを推定することができる。結果は最初のダストが1mg以上, 2番目のものが10μg 以上の重量であることを示した。本稿ではダスト衝突の経緯, 探査機の姿勢変化からのダスト重量の推定法とその結果について述べる。
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