M-3S 型ロケットの構造・機能
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概要
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M-3S型ロケットは, M-3H型ロケットの第1段に姿勢制御装置を搭載したものである。第1段すなわち大気中飛翔時から姿勢制御を行うこととしたことに伴い, 機体に作用する曲げ荷重は制御方法に大きく左右されることとなったが, 原則として過大な曲げ荷重を発生させない制御方法を採用するか, あるいは制御力の範囲を一定限以下とすることを前提として, 接手等の主な機体部分の設計変更は行なわないこととした。M-3S型ロケットの構造のM-3H型との主な相違点は, 次のとおりである。(1)尾翼筒の内外径の増大及び整備点検用開口部の設定(2)尾翼先端部へのSMRCの搭載及び尾翼全長短縮(3)衛星接手の新規設計(4)M-3Aモータケースの薄肉化(2号機より)(5)M-13ノズルまわりのTVC搭載部の設計また, 第1段制御系設計の資料を得る為に, 機体動特性の予測が従来になく精力的に行なわれたことも, 本機体開発の特徴であった。
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