ロケットによる太陽の極端紫外二次元像の観測
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概要
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太陽の2次元画像を, C III 977A, Ne VIII 770A, 水素ライマン連続光などにより, 約10秒角の空間分解能で得ることに成功したので報告する。観測機器は口径10cmカセグレン望遠鏡 (F/15) と50cmスティグマティック分光器で, 2次元マイクロチャンネルプレートにより極端紫外の画像を, 光電子増倍管で1650Aの1次元スキャンを行った。使用ロケットはS520-5CN。幸いにも偶然発生していたフレアを捉えることができ, フレアや活動領域の電子温度等を決定することができたのみならず, 磁場構造とフレアの形態に関して有意義な情報を得ることができた。ポインティングは, 観測時間の約50%の間±0.5秒角以内に収まった。
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
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中桐 正夫
国立天文台
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田中 捷雄
東京大学東京天文台
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山口 朝三
国立天文台
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秋田 亨
東京大学理学部
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渡辺 鉄哉
National Astronomical Observatory
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渡邊 鉄哉
東京大学東京天文台
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西 恵三
東京大学東京天文台
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平山 淳
東京大学東京天文台
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浜名 茂男
東京大学東京天文台
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渡辺 鉄哉
東京大学東京天文台
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桜井 隆
東京大学理学部
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山口 朝三
東京大学東京天文台
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中桐 正夫
東京大学東京天文台
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