ミョウガの促成栽培に関する研究 : 第 1 報休眠導入に及ぼす日長, 温長の影響(農学科)
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概要
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ミョウガの周年栽培を目的に, 本種の休眠を誘起する外的要因, 特に, 日長, 温度要因について検討した。1)高温条件は16時間日長下で, 地上部の生育を促進した。しかし, 10時間日長下では, 加温及び無加温のいかんにかかわらず, 地上部の生育は抑制され, 地下部には塊根が形成された。2)減少日長下で, 植付け期を変えて栽培すると, いずれも11月下旬から12月上旬にかけて止葉が形成され, 地上部の生育が抑制された。一方, 16時間日長下では, いずれの植付け期においても, 地上部の生育は抑制されなかった。3)6月2日から自然日長及び16時間日長下で栽培し, 10月1日に相互に日長区を変えて栽培すると自然日長から16時間日長に変換した区においては, 再び旺盛な生育を示した。逆に, 16時間から自然日長に変換した区においては, 生育旺盛な状態から抑制的生育を示すようになった。以上の結果から, 短日条件はミョウガの休眠導入に対する主な要因の1つであると結論した。
- 琉球大学の論文
- 1984-11-19
著者
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