スイス障害児教育研究のパースペクティブ
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概要
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本稿は,1996年3月27日から1996年4月4日にかけてのスイス研修を基に,スイス障害児教育研究をすすめるパースペクティブを提示することを目的としている。スイスでは,ハンゼルマン,モア亡き後,ヘーベルリン,コビー,ビューリー等により治療教育学の理論化の作業が進められている。この現代スイス治療教育学の動向を明らかにすることが課題として示された。また,スイスの障害児教育システムには,1960年に施行された連邦障害保険法の存在が大きな影響を与えている。この法令が有する問題点を詳細に跡づける必要があろう。さらに,スイスは26の州による連邦国家で,ドイツ語圏,フランス語圏,イタリア語圏等により障害児教育システムの様相が異なっており,今後,障害児のインテグレーションを中心にこの構造を解明する必要性が指摘された。In dieser Arbeit beabsichtige ich, die Perspektive der Studien über die Behindertenpädagogik in der schweiz mit dem Erfolg der Studienreise vom 27. Marz bis 4. April in der Schweiz, zu erlautern. Die Perspektive, die vorlegte ich, sind wie folgt. 1, Die Entstehung und die Eigenschaft der Behindertenpädagogik bei Haeberlin, U., Kobi, E. E., Bürli, A.u.a.m., welche der Behindertenpädagogik in der Schweiz heute gross beeinflusst hätten, müssen immer wieder betrachtet werden. 2, Der fragliche Punkt und die Aufgabe der Eidgenössischen Invalidenversicherung, die einen grossen Einfluss auf die Politik und das System der Sonderschulung der einzelnen Kantone in der Schweiz hat, müssen aufklärt werden. 3, Die Eigenschaft der System der Sonderklasse in der Schweiz, die eine Position im System der Regelschule Erziehung einnimmt, muss afuklärt werden. 4, Der Unterschied der schulischen Integration behinderter Kinder im deutschsprechenden Schweiz, dem französischsprechenden Schweiz, italienischsprechenden Schweiz und die Basis der Theorien müssen immer wieder aufklärt werden.
- 大阪教育大学の論文
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