寛文小袖の成立について(B. 生活科学)
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概要
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寛文小袖は江戸時代初期の寛文年間を中心に流行した小袖の呼称である。その文様様式は非常に特徴的であり注目をひいている。この小袖文様の出現に関してはいくつかの説が出ており, それなりに出現の経緯, 背景を指摘している。しかし, 服飾において一つの様式が成立するには, それを育てあげる人間が大きく介在するのは当然である。ところがこの担い手の問題に深く立ち入って, 寛文小袖を解釈しようとしたものはない。ここでは寛文小袖の文様様式が成立する道程を担い手とのかかわりでとらえてみた。そうすることにより, この文様様式に内在するものを理解することが出来る。
- 京都府立大学の論文
- 1980-11-29
著者
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