健康な大学生における黄色ブドウ球菌の鼻腔内保菌状況とそのコアグラーゼ遺伝子型別
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概要
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Staphylococcus aureus commonly colonize in the human nasal cavity. Sometimes it causes food poisonings or nosocomial infections. We investigated the nasal carriage rate of S. aureus in a longitudinal study of 40 health university students and analyzed strains isolated from them by amplifying the coagulase gene using the PCR technique and fo11owed by Alu I restriction enzyme digestion. As a resu1t, the nasal carriage rate of S. aureus was 27%. The coagulase gene types of the isolates were unique in all student except two and the isolates from each person shared an identical type. Therefore it is suggested that within the current study period a single S. aureus strain colonize in the human nasal cavity persistently.
- 九州大学の論文
著者
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小島 夫美子
九州大学医学部保健学科 検査技術科学専攻:大阪大学大学院医学系研究科 医療技術科学 生体情報科学専攻
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藤本 秀士
九州大学 医学部保健学科看護学専攻
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山田 巌
九州大学医学部保健学科検査技術科学専攻
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