外国語学習に関する自己分析と動機の研究 : 学力別観点からの英米文学科新入生の実像
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概要
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本研究は,英米文学科入学生が,自分の英語力についてどのように自己分析しているか,またどのような英語学習動機を持っているかについての研究である。それが英語学力とどのような関係があるかにっいて,標準テストにより母集団を上位群・中位群・下位群の3群に分けて考察している。調査には,5〜1の5点法による評定で回答する調査用紙を使用し,そのスコアを因子分析などで統計処理を行った。結果としては,おおよそ各群のテスト平均と自分の英語学力に対する自己分析の点数とには相関関係があること,因子分析の結果から,英語学習動機に関しては,従来の英米文学科がめざす教養的志向よりも資格や英語の受信・発信といった英語の技術そのものに対する志向が各群を通じて強いことがわかる一方で,英語教員を目指そうとする動機が予想以上に低いことが判明した。英米文学科の今後目指す方向は,このような学生の志向の変化をふまえた上で議論されなくてはならない。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2002-03-06
著者
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