<論文>イントラネット活用創発型e遠隔授業 : 国際経営論集中講義における実験
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概要
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筆者は今年2月4日から8日の1週間,国際経営論の後期集中講義を行った。その一部を遠隔授業とし,筆者は自宅の書斎から,電子メールとイントラネットを経由して,教室にいる学生たちとコンタクトを取りながら授業を行った。筆者は授業を行うことは教室という舞台で役者である学生たちに即興劇を演じさせる営みである,という教育理念をもっており,教師とし演出者として『生命知としての場』であるクラスで生徒たちに「リアルタイム創出の知」に基づいて自由に演技をさせる舞台環境を整えるのが自分の役割であると自認している。教師と生徒たちの間にITツールによるリアルタイムなコミュニケーション手段が確立されており,授業ドラマが生徒たちの自由な自己表現とお互いの関係調整を通して創発的に自己組織化を進めていく性格のものであれば,教師が物理的に教室の中に実在するかどうかはドラマの成否に関係がないはずである。すなわちe遠隔授業は対面授業に劣らない教育効果をもつはずである。本稿はこのようなコンセプトの下に試行されたe遠隔授業ドラマの実験報告である。
- 2002-09-10
著者
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