<論文>エンパワーメントによる経営学講義の活性化 : 「知のプル原理」と小集団組織学習に基づく実験
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概要
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デューイの「活動主義的」教育原理に基づきながら, 筆者は経営者としての経験を生かして「国際経営論」講義のクラスを小集団(グループ)学習組織編成とした。また, 受講生に成績評価基準表づく成績の自己採点の権限を委譲し, かれらの自律的学習への動機づけ(エンパワーメント)を行った。この権限の委譲は, グループに対しても行われ, 各グループは研究テーマの選択, グループ内得点の配分, 成員の個人成績採点表の審査に関する権限を保持した。成績評価基準は, 出席2点, 発言1点, レポート1-10点など8項目についてデジタルに決められた。学生各自は自分の点数を積算し, 学期末に150点を超すと「優」, 100-149点で「良」, 100点に満たない場合は「不可」という最終評価を受けた。これら授業活性化の仕組みは, 「知のプル原理」と「ハーフウエイ・コミュニケーション」教授法の基づいて設計されている。その成果につき学期末にアンケートで履修生から意見を聴取した。
- 2000-07-17
著者
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