<論文>救急外来における家族への危機介入 : Aguilera & Messick の危機理論による 2 事例の比較
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概要
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本研究は,Aguilera & Messickの危機理論を基に,救急外来で見られた2事例を比較し,患者家族に対する看護婦の援助と家族のバランス保持要因を分析することで,救急外来においてより有効な介入を提示することを目的とした。バランス保持要因は,ただ単に存在していれば機能するものではなく,互いに関係しながら支え合うことが大切であり,たとえ複数人の家族が存在していても,必ずしも機能しているわけではない。看護者として,バランス保持要因を早期に的確に判断し,それらがいい方向へと作用するような援助が必要である。また,看護者は患者や家族のおかれている背景にも注目しながら情報提供することも必要である。
- 山口県立大学の論文
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