日本海東縁, 上越海盆西部メタンハイドレート分布域の熱流量分布
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概要
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Methane seep activity around the Joetsu Gas Hydrate Field of the western Joetsu Basin, eastern margin of the Japan Sea, was investigated in detail using heat flow measurements. Heat flow was obtained by Ewing-type heat flow probe and SAHF probe with five thermistors at 11-cm intervals using a ROV during nine research cruises in 2004-2008. Average heat flow value obtained on a normal muddy seafloor in this area is 98 ± 13 mW/m2, which is consistent with the ambient heat flow in the Japan Sea. Based on the results of three days monitoring, temperature fluctuations (> 0.02 K) of bottom water influence sub-bottom temperature at around a depth of 20 cm. Heat flow values greater than 300 mW/m2 were measured not only at the methane venting sites but also in the some areas covered by bacterial mats. This high heat flow value (> 150 mW/m2) is confined to certain areas (several meters to a few tens of meters scale) on the mounds in the Umitaka Spur and the Joetsu Knoll. Therefore, methane migration from the deep subsurface to seafloor occurs on a very local scale, although seismic profiles show the presence of many small faults through gas chimneys just below the mounds. Convex temperature profiles around the gas venting sites indicate the presence of fluid discharges with Darcys flow velocity of 1.3 × 10-6 m/s and 5.0∼8.6 × 10-7 m/s, respectively. On the other hand, concave temperature profiles, obtained in the “collapsed hydrate zone” on the mounds, may indicate the presence of a recharge zone. Some temperature reversal profiles in areas covered by bacterial mats were probably caused by a lateral fluid movement from a fluid conduit or by the presence of a methane fluid pool. Some apparent negative geothermal gradient anomalies were obtained only in the “collapsed hydrate zone”. Most of these apparent negative anomalies are possibly explained by the influence of bottom water temperature fluctuations. There seem to be some different hydrological regimes in the high methane flux area of the Joetsu Gas Hydrate Field.
- 2009-10-25
著者
-
木下 正高
JAMSTEC
-
松本 良
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
-
木下 正高
(独)海洋研究開発機構地球内部変動研究センター
-
木下 正高
海洋研究開発機構
-
佐藤 幹夫
地質調査所
-
武内 里香
東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻
-
町山 栄章
(独)海洋研究開発機構
-
小松原 純子
産業技術総合研
-
山野 誠
東京大学地震研究所
-
濱元 栄起
東京大学地震研究所
-
弘松 峰男
東京大学大学院理学系研究科
-
佐藤 幹夫
産業技術総合研 地圏資源環境研究部門
-
弘松 峰男
千葉大 大学院自然科学研究科
-
Matsumoto Ryo
Geological Institute Faculty Of Science The University Of Tokyo
-
木下 正高
海洋科学技術センター
-
山野 誠
東京大学 地震研究所
-
濱元 栄起
埼玉県環境科学国際センター
-
武内 里香
東大 大学院理学系研究科
-
佐藤 幹夫
産業技術総合研
-
町山 栄章
海洋研究開発機構
-
松本 良
東京大学大学院理学系研究科
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