マイクロ波非平衡プラズマを用いた難分解性廃液の直接処理
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概要
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本研究では難分解性廃液として微量PCB含有絶縁油を想定し,マイクロ波非平衡プラズマを用いて難分解性廃液を液体のまま直接分解することを試みた.マイクロ波非平衡プラズマを用いた絶縁油の分解率は80%程度であり,トリクロロベンゼンの脱塩素化率は78–87%であった.また,PCBを分解した場合は,転換率5.2×10−4%と,わずかではあるがPCBからPCDFへの変化が起こり,ノンオルト体のCo-PCBは分解率3.0–46%であったが,PCB全体としては77%の分解率であった.本研究により,マイクロ波プラズマ中に微量PCB含有絶縁油を液体のまま直接投入して分解可能であることが明らかとなった.
- 2010-11-20
著者
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山本 剛
九州大学大学院工学府
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板谷 義紀
名古屋大学
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田中 良
愛知電機(株)
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笹井 亮
島根大学大学院総合理工学研究科 物質科学専攻
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板谷 義紀
名古屋大学大学院工学研究科 化学・生物工学専攻
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山本 剛
九州大学大学院工学研究院 化学工学部門
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山本 剛
名古屋大学 高温エネルギー変換研究センター
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