ロバストCaponビームフォーマによる分散アレーアンテナのグレーティングローブ抑圧(アダプティブアンテナ, MIMO及び無線信号処理技術, 一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
分散アレーアンテナは, レーダにおいて複数のサブアレーを分散して配置し, これらの受信信号をデジタルビーム形成することにより高利得を得るアンテナ形態である.しかし, サブアレーの配置間隔が波長に比べて十分長い場合, 通常のビーム形成方法では多数のグレーティングローブが発生する.この対策として, 我々はノルム制約及び対角荷重によりロバスト性を付加したCaponビームフォーマを用いればグレーティングローブを抑圧でき, かつビーム幅の減少によるレーダーの捜索効率の低下を防ぐことができることを示した[2].本報告では, これらのビーム形成方法において, ステアリングベクトル誤差がメインビーム利得やグレーティングローブ抑圧度に及ぼす影響が小さく, このような誤差へのロバスト性を有することを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-10-13
著者
関連論文
- USRP1とUSRP2のリモートセンシングへの応用 (ソフトウェア無線)
- 温帯および赤道域でのKu帯衛星上下回線における伝搬特性の測定
- P159 レンジイメージング・ウィンドプロファイラーによる大気境界層の発達の観測
- P403 イメージング・ウィンドプロファイラーの開発
- P180 イメージング・ウィンドプロファイラーの開発
- P157 信楽MU観測所における大気境界層の特性
- D215 Mammatus clouds(乳房雲)と背景乱流の3波長帯レーダーによる同時観測(雲物理)
- P313 GNU Radioを用いたウィンドプロファイラー用デジタル受信機の開発
- A212 熱帯対流圏界面域の下降流層と水蒸気輸送(熱帯大気I)
- A155 HARIMAUレーダー・プロファイラ網の完成(グローバルな雲・降水システムの研究の現状と将来,専門分科会)