夏季の博多湾における有機態懸濁物および堆積物の炭素同位体比
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概要
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The carbon isotopic compositions (δ13C) of suspended particulate and sedimentary organic matters (POM and SOM, respectively) collected in August and September 2000 at Hakata Bay and its surrounding watershed were measured to clarify the dynamics of organic carbon. The δ13C values of POM at the watershed were typical values of C3 plants with an average of -26.6±1.6‰ (n=17). There was little difference between the δ13C values of POM and SOM from the watershed. On the other hand, the δ13C values of POM in the central area of the Bay ranged from -17.4‰ to -16.3‰ ad were considerably higher than those of general phytoplankton (-20‰). This might be attributed to the limitation of the rate of CO2 diffusion into the cells because of the abrupt growth of phytoplankton in summer. The δ13C values of SOM at the Bay ranged from -21.0‰ to -20.1‰ and did not reflect those of POM. The fraction of terrestrial organic carbon in the SOM of the Bay were estimated using the δ13C values of two end members of terrestrial and marine organic matters.
- 社団法人 日本水環境学会の論文
- 2005-06-10
著者
-
松岡 信明
(財)九州環境管理協会
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稲垣 八穂広
九州大学大学院工学研究院付属環境システム科学研究センター
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稲垣 八穂広
九州大学大学院工学研究科
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石田 知行
九州大学大学院工学研究院付属環境システム科学研究センター
-
有馬 立身
九州大学大学院工学研究院付属環境システム科学研究センター
-
出光 一哉
九州大学大学院工学研究院付属環境システム科学研究センター
-
川村 秀久
(財)九州環境管理協会
-
中嶋 雅孝
(財)九州環境管理協会
-
中嶋 雅孝
(財)九州環境管理協会環境部
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有馬 立身
九州大学大学院工学研究院附属環境システム科学研究センター
-
出光 一哉
九州大学大学院工学研究院附属環境システム科学研究センター
-
出光 一哉
九州大学大学院工学研究院エネルギー量子工学部門
-
川村 秀久
(財)九州環境管理協会:九州大学大学院理学研究科凝縮系科学専攻
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