盗聴に頑強な通信路のためのIP通信拡散手法
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概要
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TCP/IPインターネットに接続された2つのコンピュータ間に盗聴に対して頑強な通信路を実現するために、暗号化通信が利用されている。この方式は、暗号文を復号して平文を得るための計算量が、盗聴のために利用されるコンピュータの計算能力に対して十分大きいことを安全性の根拠としている。そのため、コンピュータの計算能力の向上とともに既存の暗号方式は陳腐化し、新しい暗号方式を導入する必要が生じる。本論文では、IPパケット群のすべてを盗聴者が入手することを困難にすることによって、コンピュータの性能向上とは無関係に安全性を提供できることに注目し、IPパケット群を動的に決定される複数の経路に分割して配送するIP通信拡散手法を提案する。本方式は、インターネット上のルータに新たな機能を導入する必要がない点で実用性に優れている。また、これを用いたVPN装置のプロトタイプ実装について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-12-13
著者
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桧垣 博章
東京電機大学
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桧垣 博章
東京電機大 大学院未来科学研究科
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長田 慎司
東京電機大学理工学部情報システムエ学科
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齊藤 孝紀
東京電機大学理工学部情報システム工学科
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宮崎 正光
東京電機大学理工学部情報システムエ学科
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堀池 唯人
東京電機大学理工学部情報システム工学科
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