ダイレクトコンタクトを考慮した流動層逐次反応モデル
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概要
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高い選択性を示す流動層接触反応の設計と解析を行うために, ダイレクトコンタクトを考慮した包括的な流動層逐次反応モデルを構築し, エマルション相ガスの軸方向混合が無視できる場合(VUMEモデル)と完全混合の場合(PMEモデル)につき解析解を導出した. この反応モデルに基づき流動層接触反応の解析を行い, 反応性能を支配する基本パラメータとそれによる反応の相似性を明らかにした. 相似則に基づく検討と実反応結果との対比から, Dense bed zoneにおける反応には物質移動支配域と逆混合支配域のあること, 実反応はPMEモデルとよく一致することなどがわかり, また, 流動層接触反応性能, とくに逐次反応の選択性を高める上で, ダイレクトコンタクト粒子比率Ndc, 物質移動容量係数と反応速度定数の比Nmr, 触媒粒子の逐次反応速度定数比Nrrが重要であり, それらの協働効果としてきわめて選択的な流動層反応設計が可能であることを明らかにした.
- 2004-05-20
著者
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筒井 俊雄
鹿児島大学大学院理工学研究科化学生命・化学工学専攻
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筒井 俊雄
鹿児島大学工学部 応用化学工学科
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筒井 俊雄
鹿児島大学大学院理工学研究科
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筒井 俊雄
鹿児島大学工学部応用化学科
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筒井 俊雄
鹿児島大学
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