開腹下マイクロウェーブ焼灼術が奏功した肝硬変併存Stage IV-A肝細胞癌の1症例
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概要
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A 76-year-old woman was admitted to our institute for further examination and treatment of her hepatic tumors. Freviously, she developed a tumor in the lateral segment of the liver and underwent transcatherter arterial embolizvation therapy and percutaneous trans hepatic ethanol injection therapy for severeal times. But the effects of these therapy were not sufficient, and AFP levels Were continuously elevated and another tumor became apparent in the anterior segment. Laboratory data on admission revealed liver dysfunction consistent with liver cirrhosis with hepatitis C virus infection and her clinical stage was II. Alpha-fetoprotein (AFP) level was 1620ng/ml. Imaging diagnosis showed two tumors, 3.8cm in diameter in the lateral segment and 2.0cm in diameter in the anterior segment of the liver. She underwent laparotomic microwave coagulonecrotic therapy (MCT) and cholecystectomy. Histological examination of the needle biopsy samples from the bigger tumor revealed poorly differentiated hepatocellular carcinoma (HCC), and the smaller one revealed well to moderately differentiated HCC. We speculated that the two HCCs had indipendent origins (multicentric occurrence). Post opoerative imaging study showed complete remission of the tumors and her AFP level dropped to 36ng/ml. She showed no recurrence for 10 months after the operation.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
- 1997-01-25
著者
-
藤井 秀樹
山梨医科大学第1外科学教室
-
松田 政徳
山梨医科大学第1外科
-
長堀 薫
山梨医科大学医学部外科学講座第一教室
-
鈴木 哲也
山梨医科大学第一外科
-
松本 由朗
山梨医科大学 第1外科
-
浅川 真巳
山梨医科大学第1外科
-
長堀 薫
横須賀共済病院外科
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