裁判例分析 健康保険法63条1項の「療養の給付」の意義と、混合診療を受けた場合に保険診療について同条の「療養の給付」を受ける権利を有することが確認された--東京地方裁判所平成19.11.7判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(事例111)当直の看護師らが抑制具であるミトンを用いて入院中の患者の両上肢をベッドに拘束した行為が診療契約上の義務に違反せず、不法行為法上違法ともいえないとされた事例[最高裁判所第三小法廷平成22.1.26判決]
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医療過誤 重要裁判例紹介(事例105)麻酔医に各麻酔薬の投与量を調整すべき注意義務を怠った過失があり、同過失と死亡との間に相当因果関係があるとされた事例[最高裁第二小法廷平成21.3.27判決]
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医療過誤 重要裁判例紹介(事例99)1.硬膜外麻酔を受けた患者に、下肢の疼痛、痺れ等の症状が生じたことについて、同麻酔を施行した医師に、同麻酔の危険性等についての説明義務違反が認められたが、患者に生じた症状との因果関係は否定され、自己決定権侵害の限度で被告の責任が認められた事例 2.複数の医師によるRSDとの診断にもかかわらず、患者の症状につき、後遺障害としてのRSDが生じているとは認められないとされた事例[東京地方裁判所平成20.5.9判決]
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裁判例分析 受遺者から民法一〇四一条一項の規定による価額弁償の意思表示を受けた遺留分権利者が受遺者に対し価額弁償を請求する旨の意思表示をした場合において、当該遺留分権利者が遺贈の目的物について価額弁償請求権を確定的に取得する時期--最高裁判所第一小法廷平成20.1.24判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(第81回)精神病院に入院中の患者が窒息死した場合において転送義務違反等の過失があるとした原審の判断に違法があるとされた事例--最高裁判所第三小法廷平成19.4.3判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(第75回)未破裂脳動脈りゅうの存在が確認された患者がコイルそく栓術を受けたところ術中にコイルがりゅう外に逸脱するなどして脳こうそくが生じ死亡した場合において担当医師に説明義務違反がないとした原審の判断に違法があるとされた事例--最高裁判所第二小法廷平成18.10.27判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(第69回)入院患者がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に感染した後死亡した場合について担当医師に抗生剤投与の過失がないと判断した原審の判断に経験則又は採証法則違反があるとされた事例--最高裁判所第二小法廷平成18.1.27判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(第63回)帝王切開術による分娩を強く希望していた夫婦に経膣分娩を勧めた医師の説明が同夫婦に対して経膣分娩の場合の危険性を理解した上で経膣分娩を受け入れるか否かについて判断する機会を与えるべき義務を尽くしたものとはいえないとされた事例--最高裁判所第一小法廷平成17.9.8判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(第56回)急性喉頭蓋炎の経過観察の怠りと手技を誤った事例--大阪地方裁判所平成16.1.21判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(49)看護師から点滴により抗生剤の投与を受けた患者が投与開始直後にアナフィラキシーショックを発症して死亡した場合において医師にあらかじめ看護師に対し投与後の経過観察を十分に行うこと等の指示等をすべき注意義務を怠った過失があるとされた事例--最高裁判所第三小法廷平成16.9.7判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(45)スキルス胃がんにより死亡した患者について胃の内視鏡検査を実施した医師が適切な再検査を行っていれば患者がその死亡の時点においてなお生存していた相当程度の可能性があったとして医師に診療契約上の債務不履行責任があるとされた事例--最高裁判所第一小法廷平成16.1.15判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(43)1.開業医に患者を高度な医療を施すことのできる適切な医療機関へ転送すべき義務があるとされた事例 2.医師に患者を適時に適切な医療機関へ転送すべき義務を怠った過失がある場合において上記転送が行われていたならば患者に重大な後遺症が残らなかった相当程度の可能性の存在が証明されるときの医師の不法行為責任の有無--最高裁判所平成15.11.11判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(36)産婦人科医師の産後出血管理に過失が認められた事例--大阪地方裁判所平成14.3.28判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(29)急性喉頭蓋炎を看過したことによる低酸素脳症と医師の過失--東京地方裁判所平成14.3.13判決)
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医療過誤 重要裁判例紹介(23)脳神経減圧手術の後間もなく発生した脳内血腫等により患者が死亡した事案につき担当医師らの損害賠償責任が一部認められた事例--大阪高等裁判所平成13.7.26判決
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医療過誤 重要裁判例紹介(21)末期がんの患者本人にその旨を告知すべきでないと判断した医師が患者の家族にその病状等を告知しなかったことが診療契約に付随する義務に違反するとされた事例(最高裁判所平成14.9.24判決)
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看護師の採血に関する法律的な問題点
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判例診断 拘置所に勾留中の者が脳梗塞を発症し重大な後遺症が残ったが,速やかに外部の医療機関へ転送していたら重大な後遺症が残らなかった相当程度の可能性の存在が証明されたとはいえないとして,国家賠償責任が否定された事例--最1判平成17.12.8[含 資料]
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判例診断 帝王切開による分娩を強く希望していた夫婦に経腟分娩を勧めた医師に,経腟分娩の場合の危険性を理解した上で経腟分娩を受け入れるか否かについて判断する機会を与えるべき説明義務を尽くしていないという事例(最高裁第一小法廷平成17.9.8判決)
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判例診断 看護師より抗生剤投与を受けた患者のアナフィラキシーショックによる死亡について,看護師に対し経過観察を十分行うことの指示等をすべき注意義務を怠った医師の過失を認めた事例(最高裁第3小法廷平成16.9.7判決)
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判例診断 未破裂脳動脈瘤の存在が確認された患者がコイル塞栓術を受けたところ,術中にコイルが瘤外に逸脱するなどして脳梗塞が生じ,死亡した場合において,担当医師に説明義務違反などがないとした原審の判断に違法があるとされた事例[最2判平成18.10.27 含 レジュメ]
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判例診断 末期がん患者の家族に対する不告知と診療契約上の付随義務違反(最高裁平成14.9.24第三小法廷判決)
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