平沼 高明 | 昭和大学医学部法医学教室
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概要
関連著者
著作論文
- 医療過誤 重要裁判例紹介(事例111)当直の看護師らが抑制具であるミトンを用いて入院中の患者の両上肢をベッドに拘束した行為が診療契約上の義務に違反せず、不法行為法上違法ともいえないとされた事例[最高裁判所第三小法廷平成22.1.26判決]
- 判例診断 ヘリコバクター・ピロリ菌感染及び慢性十二指腸潰瘍の既往症を有する会社員が海外出張中に発症した穿孔性十二指腸潰瘍が業務上の疾病と認められた事例
- 医療過誤 重要裁判例紹介(事例105)麻酔医に各麻酔薬の投与量を調整すべき注意義務を怠った過失があり、同過失と死亡との間に相当因果関係があるとされた事例[最高裁第二小法廷平成21.3.27判決]
- 医療過誤 重要裁判例紹介(事例99)1.硬膜外麻酔を受けた患者に、下肢の疼痛、痺れ等の症状が生じたことについて、同麻酔を施行した医師に、同麻酔の危険性等についての説明義務違反が認められたが、患者に生じた症状との因果関係は否定され、自己決定権侵害の限度で被告の責任が認められた事例 2.複数の医師によるRSDとの診断にもかかわらず、患者の症状につき、後遺障害としてのRSDが生じているとは認められないとされた事例[東京地方裁判所平成20.5.9判決]
- 医療過誤 重要裁判例紹介(事例93)チーム医療として手術が行われる場合にチーム医療の総責任者が患者やその家族に対してする手術についての説明に関して負う義務--最高裁判所第一小法廷平成20.4.24.判決--平成一八年(受)第一六三二号損害賠償請求事件・判例タイムズ一二七一号八六頁
- 裁判例分析 受遺者から民法一〇四一条一項の規定による価額弁償の意思表示を受けた遺留分権利者が受遺者に対し価額弁償を請求する旨の意思表示をした場合において、当該遺留分権利者が遺贈の目的物について価額弁償請求権を確定的に取得する時期--最高裁判所第一小法廷平成20.1.24判決
- 裁判例分析 健康保険法63条1項の「療養の給付」の意義と、混合診療を受けた場合に保険診療について同条の「療養の給付」を受ける権利を有することが確認された--東京地方裁判所平成19.11.7判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第87回)産院における新生児取り違えを理由とする債務不履行に基づく損害賠償請求について、損害が顕在化して権利行使が現実に期待可能となった時から消滅時効が進行するとして、時効の完成を認めなかった事例--東京高等裁判所平成18.10.12判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第81回)精神病院に入院中の患者が窒息死した場合において転送義務違反等の過失があるとした原審の判断に違法があるとされた事例--最高裁判所第三小法廷平成19.4.3判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第75回)未破裂脳動脈りゅうの存在が確認された患者がコイルそく栓術を受けたところ術中にコイルがりゅう外に逸脱するなどして脳こうそくが生じ死亡した場合において担当医師に説明義務違反がないとした原審の判断に違法があるとされた事例--最高裁判所第二小法廷平成18.10.27判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第69回)入院患者がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌に感染した後死亡した場合について担当医師に抗生剤投与の過失がないと判断した原審の判断に経験則又は採証法則違反があるとされた事例--最高裁判所第二小法廷平成18.1.27判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第63回)帝王切開術による分娩を強く希望していた夫婦に経膣分娩を勧めた医師の説明が同夫婦に対して経膣分娩の場合の危険性を理解した上で経膣分娩を受け入れるか否かについて判断する機会を与えるべき義務を尽くしたものとはいえないとされた事例--最高裁判所第一小法廷平成17.9.8判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(第56回)急性喉頭蓋炎の経過観察の怠りと手技を誤った事例--大阪地方裁判所平成16.1.21判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(49)看護師から点滴により抗生剤の投与を受けた患者が投与開始直後にアナフィラキシーショックを発症して死亡した場合において医師にあらかじめ看護師に対し投与後の経過観察を十分に行うこと等の指示等をすべき注意義務を怠った過失があるとされた事例--最高裁判所第三小法廷平成16.9.7判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(45)スキルス胃がんにより死亡した患者について胃の内視鏡検査を実施した医師が適切な再検査を行っていれば患者がその死亡の時点においてなお生存していた相当程度の可能性があったとして医師に診療契約上の債務不履行責任があるとされた事例--最高裁判所第一小法廷平成16.1.15判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(43)1.開業医に患者を高度な医療を施すことのできる適切な医療機関へ転送すべき義務があるとされた事例 2.医師に患者を適時に適切な医療機関へ転送すべき義務を怠った過失がある場合において上記転送が行われていたならば患者に重大な後遺症が残らなかった相当程度の可能性の存在が証明されるときの医師の不法行為責任の有無--最高裁判所平成15.11.11判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(36)産婦人科医師の産後出血管理に過失が認められた事例--大阪地方裁判所平成14.3.28判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(33)医師が患者に対して医療水準に則った適切な治療を行わなかった場合は、患者の適切な治療を受ける権利を侵害したことになり、病院側は患者に対してその被った精神的損害を賠償する責任を負うとされた事例--那覇地方裁判所平成12.10.17民事第二部判決(平成9年(ワ)第577号損害賠償請求事件)
- 医療過誤 重要裁判例紹介(29)急性喉頭蓋炎を看過したことによる低酸素脳症と医師の過失--東京地方裁判所平成14.3.13判決)
- 医療過誤 重要裁判例紹介(23)脳神経減圧手術の後間もなく発生した脳内血腫等により患者が死亡した事案につき担当医師らの損害賠償責任が一部認められた事例--大阪高等裁判所平成13.7.26判決
- 医療過誤 重要裁判例紹介(21)末期がんの患者本人にその旨を告知すべきでないと判断した医師が患者の家族にその病状等を告知しなかったことが診療契約に付随する義務に違反するとされた事例(最高裁判所平成14.9.24判決)
- 看護師の採血に関する法律的な問題点
- 判例診断 拘置所に勾留中の者が脳梗塞を発症し重大な後遺症が残ったが,速やかに外部の医療機関へ転送していたら重大な後遺症が残らなかった相当程度の可能性の存在が証明されたとはいえないとして,国家賠償責任が否定された事例--最1判平成17.12.8[含 資料]
- 総合討論 (第19回昭和医学会シンポジウム 医療安全管理--事故の原因解明と予防対策)
- 判例からみた医療安全 (第19回昭和医学会シンポジウム 医療安全管理--事故の原因解明と予防対策)
- 救急医療におけるインフォームド・コンセント
- 代理人の立場から
- 救急医療時におけるインフォームドコンセント
- 判例診断 帝王切開による分娩を強く希望していた夫婦に経腟分娩を勧めた医師に,経腟分娩の場合の危険性を理解した上で経腟分娩を受け入れるか否かについて判断する機会を与えるべき説明義務を尽くしていないという事例(最高裁第一小法廷平成17.9.8判決)
- 判例診断 看護師より抗生剤投与を受けた患者のアナフィラキシーショックによる死亡について,看護師に対し経過観察を十分行うことの指示等をすべき注意義務を怠った医師の過失を認めた事例(最高裁第3小法廷平成16.9.7判決)
- 判例診断 未破裂脳動脈瘤の存在が確認された患者がコイル塞栓術を受けたところ,術中にコイルが瘤外に逸脱するなどして脳梗塞が生じ,死亡した場合において,担当医師に説明義務違反などがないとした原審の判断に違法があるとされた事例[最2判平成18.10.27 含 レジュメ]
- 判例診断 末期がん患者の家族に対する不告知と診療契約上の付随義務違反(最高裁平成14.9.24第三小法廷判決)
- 判例診断 過労死と企業の損害賠償責任(電通過労死自殺事件)
- 判例診断 開業医の転送義務違反と後遺症が残らなかった相当程度の可能性(最三判平成15.11.11)
- 新・判例診断 チーム医療の総責任者が手術説明について患者やその家族に対して負う義務[最高裁平成20.4.24判決]
- 判例診断 医業類似行為の施術費が問題となった4事例
- 判例診断 医薬品添付文書に記載のある副作用の出現に対する対応と医師の過失(最高裁第二小法廷平成14.11.8判決)
- 座談会 21世紀の賠償科学(〔日本賠償科学会〕学会創立20周年を振り返って) (〔日本賠償科学会〕学会創立20周年記念号)
- ひと筆 孔子故里 曲阜行
- 特集 座談会 保険金請求における立証責任--主として実務の見地から
- 判例診断 保険会社の女子社員の肺癌による死亡について,社内定期健康診断等をした医師に過失があるとしたが,延命利益の喪失による損害賠償請求も不誠実な医療自体についての損害賠償請求も認めなかった事例(最二判平成15.7.8)
- 賠償科学の方法と課題
- 法医学の課題 賠償科学と法医学 (特集 法医学--人権擁護と社会的危機管理のための実践科学)