Amelanotic Malignant Melanoma の蛍光法(Falck & Hillarp)並びに病巣中5-S-Cysteinyldopa測定による診断
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概要
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Amelanotic Malignant Melanoma の転移巣4検体を蛍光法 (Falck & Hillarp) にて観察したところ,いずれの検体でも緑色特異蛍光を発する腫瘍細胞の存在を確認しえた.また病巣中の 5-S-Cysteinyldopa ・DOPA を測定したところ,DOPA は検出しえず, 5-S・Cysteinyldopa 含有量の平均値は MelanoticMelanomaのそれに比して低値であったが,色素細胞母斑病巣中の値とほぼ同程度であった.この成績は,前述の腫瘍細胞によって発せられる特異蛍光の起因物質が 5・S-Cysteinyldopa の存在によることを示唆する.以上の結果から,蛍光法及び病巣中の 5-Scysteinyldopa の測定は,ときに診断が困難な Amelanotic Melanoma の確定診断に有用な方法であると考えられた.
- 公益社団法人 日本皮膚科学会の論文
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